ワインバーやピザ&ワインレストランなど多数の飲食店を展開するヴィクセスは2017年3月31日、東京・中目黒と東京・田町に「泡と焼肉 焼肉ワインバル mEatEsola(ミートエソラ)」をオープンしました。中目黒店でプレス向け試食会が行われたので、一足先に体験してきました。

mEatEsolaは「泡と焼き肉」をテーマにした新感覚の焼き肉店。「泡って?」という感じなのですが、ここではスパークリングワインを中心とした「発泡酒」をふんだんに取りそろえており、それらを飲みながら焼き肉を存分に味わえるというものです。
3月30日に開催されたプレス向け試食会では試食用の特別メニューでしたが、お店の雰囲気やオススメのドリンクなどを中心に紹介していきましょう。



ドリンクは一部を除き500円均一の明朗会計
泡×焼肉ということなので、まずは泡に注目しましょう! こちらがドリンクメニューです。


ドリンクはアルコールが基本500円均一! 唯一、モエ・エ・シャンドンだけ980円ですが、ビールからスパークリングワイン、赤・白・ロゼワイン、スパークリングワインベースのカクテルなどなど、すべて500円。これは明朗ですね。
ヴィクセス代表取締役社長の中元孝太氏は「できるだけ分かりやすくしたかったんです」と話していました。焼き肉というと結構なお値段がしてしまうイメージですが、「ここではブランド和牛の尾花沢牛をお出ししていますが、若い人にたくさん来ていただきたいのでお酒もリーズナブルにしています。平均単価4000円〜4500円ぐらいをターゲットに考えました」と話していました。
最初はレセプション用のドリンクメニューが配られたので、「とりあえずビール」からいただきました。
筆者は完全ビール派なので、とりあえずビールから!
最初に出てきた前菜はポテトサラダ、キムチ、白レバーのオイル煮。ポテトサラダにはたくあんが入っていて、ザクザクとした食感が面白く、香りも独特でクセになる感じでした。白レバーはオリーブオイルに加えてローズマリーの香りが特徴的でした。
前菜としてポテトサラダ、キムチ、白レバーのオイル煮が出てきました
続いてはシーザーサラダ。お肉の登場に向けて期待が高まります。ビールに続き、スパークリングワインのロゼをいただきます。


“泡”ドリンクメニューをどんどんリポートします!
ただ、NOMOOOはお酒をテーマにしたメディアですので、やはり通常の“泡”メニューを試してみないと! ということで、ここから通常のドリンクメニューをいただき、“泡”を堪能し始めることにしました。
まずはオススメだというスパークリングワインベースのカクテルから。「バブルマンゴー」と「バブルグアバ」です。スパークリングワインは「ANGEAILE BRUT(アンジュエール ブリュット)」がベースになっています。比較的辛口の、スッキリとして飲みやすいスパークリングワインです。
左から「バブルマンゴー」と「バブルグアバ」。バブルマンゴーはちょっと甘味が強い印象でしたが、バブルグアバはまた飲みたいと思わせるさわやかさがありました。
さて、いよいよお肉が登場! ミスジと牛タンです。
みすじ(写真左)と牛タン(写真右)が登場しました! ミスジには大葉とウニを載せて食べるそうです
店員さんが牛タンとみすじを網でサッと焼いてくれました。レアな感じに仕上がっており、牛タンはわさび醤油で、大葉とウニを載せたみすじは味が付いているためそのままいただきました。どちらも口の中でホロリととろけるようで美味!
大葉とウニを載せたみすじはそのまま、牛タンはわさび醤油でいただきました。
難しく考えずに、泡を楽しみましょう
筆者はあまりワインに詳しくはないのですが、焼き肉とワイン、特に白ワインや白のスパークリングワインは焼き肉と“マリアージュ”しないのでは……?などと考えてしまいます。
前出の中元社長は「肉の脂を泡で洗い流す感じ」と話していました。確かに尾花沢牛は柔らかくてサシがたっぷり入っていておいしいのですが、口の中に残る脂の感じを、泡がきれいさっぱり流してくれるのも確か。小難しいことを考えずに、いろいろな“泡”を試してみるといいのかもしれません。
続いてはフレーバーカクテル「綿菓子とけるバブルピンク」と、赤のスパークリングワイン「CASTELLI MODENESI LAMBRUSCO ROSSO(カステッリ モデネージ ランブルスコ ロッソ)」を注文。「綿菓子とけるバブルピンク」はグラスに入ったピンクの綿菓子に白のスパークリングワインを注いでいくと、綿菓子がはかなく溶けていく感じがとても楽しいです。綿菓子の量はそれほどでもないので、甘過ぎることもなく、アトラクション気分を楽しめます。
「綿菓子とけるバブルピンク」を入れているところ。ピンクの綿菓子がほろほろとはかなく溶けていきます。

カステッリ モデネージ ランブルスコ ロッソはやや甘口ではあるものの、甘ったるい感じではありません。重すぎず軽すぎず、とても飲みやすかったです。
またまたお肉がやってきました。肩ロース2枚に、ハラミ、カルビ、イチボが1枚ずつ。
左奥からハラミ、カルビ、イチボ。右2枚が肩ロース。どれもうっとりするほど脂が乗っています。
最近流行の「スパークリング日本酒」も増えるといいなぁ……
さて、焼くぞ!……とその前に、このお店では唯一のスパークリング日本酒、「松竹梅 白壁造『澪』」をオーダー。最近は日本酒ブームで、微発泡のスパークリング日本酒も話題になっていることもあり、この1種類と言わずにもうちょっと増やしてほしいところ。1杯500円というリーズナブルな価格帯で出すのは難しいのかもしれませんが、スパークリング日本酒のメニュー増も「検討します」と中元社長は言ってくれました。

このお店では唯一のスパークリング日本酒、「松竹梅 白壁造『澪』」
正直、日本酒は決して得意ではないのですが、スパークリングになると飲みやすく感じますね。割と甘口ですが、さすが日本酒はお肉と合う。そんな印象を受けました。
ここで気になるフレーバーカクテルを見つけました。「バブルブラウン」というメニューの右側に「ドクロマーク」が付いています。気になって伺ってみたところ「焼き肉のタレが入っている」とのこと。な、なんて悪趣味な……(笑)。


焼き肉のタレが入った「バブルブラウン」。確かに焼き肉のタレフレーバー! 焼き肉にピッタリ合います、って当たり前か……。キムチにも合いました。
もう1つ、「バブルブラック」というのも気になったので、一緒に頼んでみました。こちらはコーヒーベースのリキュール「カルーア」を加えたものです。スパークリングワインに合うかどうかは別ですが、こういう遊びも楽しいですね。
コーヒーベースのリキュール「カルーア」を加えた「バブルブラック」。まさにコーヒーフレーバーでした。先ほどの「バブルブラウン」とは似ていますが別物です。
いよいよ締めのコムタンスープがやってきました。これであとはデザートのみ。最後のスープがまた滋味あふれていて胃にしみ込む感じです。くぅ〜……。

せっかくなので、まだまだいろいろなドリンクを試してみたいと思います。



ビールやハイボールもいいけど、スパークリングで楽しもう!
ちょっとだけ気になったのが、「泡と焼き肉」というテーマ。ならば「ビール」も「ハイボール」も「泡」メニューに入れていいのでは?
でも「ソーダ割りを『泡』の範疇に入れるのは“逃げ”だと思うんです」と中元社長は語っていました。店名にもある「Esola(エソラ)」はワインを中心にお酒を多数そろえており、ワインベースにしたいというこだわりがあるそうです。そういう意味ではビールはOKなんじゃないかとも思いますが。ビールベースのカクテルも仲間に入れてあげてください!
ほかにも気になるメニューを頼んじゃいましょう。
「スパークリングモヒート」。こちらはミントが入っているのかと期待したのですが入っていませんでした。もうちょっとモヒート気分が味わえるとよかったかなという感じです。
「MATEUS ROSE(マテウス ロゼ)」。甘口ですがキリッとしてて、焼き肉にも合いやすい感じです。もう食べちゃいましたが……。
筆者は常にビールを飲んでしまう人間なのですが、スパークリングワインもいいものですね。ただ、もうちょっとグラスは下の方を持ちましょうね……。
フレーバーカクテルのベースになっている「ANGEAILE BRUT(アンジュエール ブリュット)」。なかなかの辛口。カクテルのベースにはこのくらい辛口の方がいいですね。
そして最後の締めにアイスクリーム。おいしゅうございました! 今回紹介したのはプレス試食会用の特別メニューでしたが、「尾花沢牛元祖大トロ3秒炙り」1200円、「尾花沢牛特選カルビ」800円、「大判ねぎ上タン塩」1000円などのメニューを取りそろえているそうです。ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
締めのアイスクリームまでしっかりと堪能しました。

店名 | 中目黒 mEatEsola (ミートエソラ) |
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住所 | 東京都目黒区上目黒2-8-8 |
電話番号 | 03-6303-0201(お問い合わせ専用番号) |
定休日 | 火曜日 |
食べログ | https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131701/13206633/ |