暑い夏の日は、お酒も冷たくて爽やかなものが飲みたくなりますよね!
ビールはグラスと一緒にキンキンに冷やしたいですし、サワーなどはグラス一杯に氷を入れて飲むことが多いはずです。
夏に飲むお酒を想像した時、日本酒を連想する方はあまり多くはない思います。しかし、飲み方を工夫することで夏にピッタリの爽快な飲み口になるんです!
それが「日本酒ロック」という楽しみ方!文字通り日本酒を、ロックスタイルで爽快に飲んじゃうスタイルなのです。
ということで今回は、夏にオススメしたい日本酒の飲み方「日本酒ロック」の魅力を徹底的に解説していきます!
夏は断然「日本酒ロック」
日本酒は様々な温度帯で楽しむことができます。冷酒や冷や(常温)、ぬる燗に熱燗など、世界的にみても、これほどまでに温度による味わいの変化を楽しむお酒というのは、日本酒ぐらいではないでしょうか?
そんな日本酒の楽しみ方の一つにあるのが「日本酒ロック」。氷でキンキンに冷やした日本酒を爽快に楽しむ、暑い夏にピッタリな飲み方です!
「何を言っているんだ!!日本酒に氷を入れるなんて邪道だ!!!」
なんて思う方もいるかもしれませんが、実はこのスタイル、古くから通の飲み方として親しまれていたんです。
夏でも日本酒を飲むという、日本酒好きにこそ一度は試していただきたい飲み方ですね!
「日本酒ロック」の味わいは?
まず当たり前ですが、氷を入れることにより日本酒はより冷えます。温度が下がることによって、喉越しが軽快になるということが一番大きな変化ですね。
また、氷が少しずつ溶けていくことにより、程よく水と日本酒が混ざり合い、時間が経つごとにゆっくりとアルコール度数が下がっていきます。日本酒が苦手な人や初心者さんにとっても嬉しいものではないでしょうか?
冷えたことによる軽快な喉越しと、通常の日本酒では考えられないほどの圧倒的な飲みやすさ。
この2つの効果によって、夏でもグビグビと杯が進んでしまうんです!!
「日本酒ロック」にオススメのタイプ
爽快な飲みやすさが特徴の日本酒ロックですが、この飲み方をより楽しむためには日本酒選びも重要になってきます。
相性の良いタイプの日本酒をロックで楽しめば、さらに美味しくなります!
ということで、ロックで楽しむのにオススメな日本酒のタイプをご紹介していきます。
生酒
日本酒ロックを楽しむ際に選ぶ方が多い、定番のスタイルが「夏の生酒」。なんてったってこのタイプは夏に美味しく飲まれることを想定されて造られています。新酒らしいフレッシュな爽やかさもありつつ、夏まで寝かせたことによって荒々しさが落ち着き、米のふくよかさを感じられるのが特徴です。
ロックで飲むのなら、夏の生酒の中でも味が濃いめなものを選ぶ方がオススメ。氷が溶けることによる、アルコール度数の変化、味わいの変化をより感じることができるので、飲みあきせずいつまでも楽しんでいられます。
原酒
加水せずに造られた「原酒タイプ」の日本酒は、豊かな香りや濃厚な味わいが特徴です。他のものよりアルコール度数も高めなものが多く、ロックにすることで原酒の特徴を感じつつも、度数は控えめにして飲みやすくすることができます。
原酒は苦手という方でも、日本酒ロックで楽しめばこれまで気づかなかった魅力に気づくかもしれません。
にごり酒
「にごり酒」は、活きたお酒と表現されることもあるタイプの日本酒。開栓したての新鮮なにごり酒は、微炭酸ガスにより口の中でシュワシュワとした発泡感を感じることができます。この発砲感に氷を入れて楽しめば、その爽快感は最高クラスです。
また、ドロドロしていて味が濃いことから、ロックスタイルにしても最後まで味が濃いまま楽しめるのも特徴。にごり酒に詰まった旨味を、軽快な喉越しで堪能してみてください。