サトウキビを原料とするラム酒は、世界中で広く親しまれています。
バランスの取れたゴールド、風味の強いダーク、くせのないホワイト、それぞれに異なる魅力があり、飲み方も様々。
今回ご紹介するラムのは「セルバレイラム」というプレミアムラム。
なんと、世界的に有名なあの人がプロデュースしているラムなんです!!
セルバレイラムとは?
生粋のラム好きから、ラム初心者まで、広く色々な方に飲んでみてほしい銘柄。それが、セルバレイラムです。
バーボン樽で3~5年熟成されている味わい深いラムで、パナマのペス地域で、1922年製の銅製連続式蒸留器で蒸留されています。
蒸留からブレンドを手掛けるのは、ドン・フランシスコ・フェルナンデス。彼はラム界では知らぬ者のいないマスターブレンダーなんです。
ちなみにセルバレイとは、スペイン語で森の王であるゴリラを指しています。ラベルをよく見てみると、ホワイトとゴールドのゴリラが描かれていることに気が付きますね。
世界的ミュージシャンのブルーノ・マーズが手掛けるラム
このセルバレイラム、実はあの世界的人気アーティストのブルーノ・マーズが手掛けているんです。洋楽をあまり聞かない方でも、『Just the Way You Are』や『Marry You』といった曲のサビを聞けば、聞き覚えがあるはず。
彼は、プエルトリコと東欧系のハーフの父親と、フィリピン出身の母親のもとに生まれ、ハワイで育ったという背景があります。実はこの3つの地域は、ラムとの関係がとても深いんです。
ブルーノと関わりの深い国とそのラム事情
世界で最も有名といっても過言ではない、ラムメーカー「バカルディ」の工場があるのが、プエルトリコ。同国において、ラム酒は多くの人々が愛飲する国民的アルコールなんです。
また、フィリピンはラムの原料となるサトウキビの一大生産地。普段からラムを飲む文化があり、国内ではいくつものラムが製造販売されています。中でも「タンデュアイラム」は有名で、フィリピン国内では数百円程度で気軽に購入でき、日常的に飲まれているそうです。
そしてハワイのラムといえば、「コハナラム」。ハワイではシュガーケーン(日本でいうサトウキビ)の生産が拡大しており、コハナラムは一流レストランやホテルで人気を博しているんです。「コハナラム」を製造している「マヌレレ・ディスティラーズ」は、ホノルルからかなりの距離があるものの、試飲ツアーに参加したりグッズを買い求める観光客が訪れることも少ないようです。
このように、自身のバックボーンとして”ラム好き”の血が色濃く流れるブルーノ。もともとラム好きで有名でしたが、飲むだけでは飽き足らず、ついには「セルバレイラム」を自身がプロデュースすることになったのです。