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2019.1.24
ウイスキー

ウイスキー好きなら知っておきたい!ウイスキーに関する資格・検定をご紹介

NOMOOOでは、お酒の銘柄や製造方法、雑学など、様々なことを記事にして発信しています。「NOMOOOを読んでお酒に詳しくなった!」なんて方がいたら幸いです。

さて今回は、そんな皆さんにぜひやっていただきたい腕試し。
ウイスキー文化研究所が運営する、検定試験と資格試験について紹介したいと思います。

ウイスキー検定

出典:ウイスキー検定HP

まず紹介するのは「ウイスキー検定」。こちらはウイスキーをもっと知り、もっと楽しみたいという方向けの試験です。

世界のウイスキーを対象に、歴史や原料、製法から飲み方、ウイスキーにまつわるうんちくなど、ウイスキーをより楽しむための知識が問われます。

難易度

難易度は、3級~1級まである常設級の他、不定期で開催されるJW級(ジャパニーズウイスキーに特化した上級レベル)や、SM級(シングルモルトウイスキーに特化した上級レベル)、BW級(バーボンに特化した中級レベル)の特別級が存在。

問題は、基本的にマークシート形式で出題されます。

3級はウイスキーの基礎知識を問われる初級レベル2級はウイスキーの文化や歴史、製法を理解した、ウイスキー通を目指す方を対象とした中級レベル。そして1級が、ウイスキーの文化や歴史、製法などを深く理解した、上級レベルとなっています。

合格率

累計受験者のデータを見ると、合格率は3級が87%、2級が50%、1級が24%。20代〜40代、特に30代の受験者が最も多く、男女比は男性78%、女性22%と男性が多めです。

職業別の受験者は飲食・バー関係の方14%、酒類関係会社員が15%に対し会社員が48%。
勉強期間も約1ヶ月程度の方が39%を占めるなど一般の方に人気で、短期間の勉強で合格することが可能だということが分かります。

受験料

受験料はそれぞれ税込みで、3級が4,320円、2級が5,400円、1級が6,480円。(※1級は2級に合格している方のみ受検可能)

試験は、東京、大阪、名古屋の3都市3会場で行なわれます。また、受検者全員に記念品のプレゼント、合格者に認定証が授与されるそうです。

ウイスキーコニサー資格認定試験

出典:ウイスキー文化研究所HP

ウイスキー検定からのステップアップとして用意されているのが「ウイスキーコニサー資格認定試験」。

ウイスキー検定を合格している必要はありませんが、受験資格を得るには同試験を運営している「ウイスキー文化研究所に入会する必要があります。個人会員として入会する場合、入会金2,000円と年会費7,000円が必要となるため、少しハードルが高めと言えるでしょう。

難易度

2004年にスタートした同試験は、ウイスキーに関心がある、あるいはウイスキーに関りのある全ての人を対象にした認定試験

資格認定制度はウイスキーエキスパート」「ウイスキープロフェッショナル」「マスター・オブ・ウイスキーの3段階が用意されています。

特に「プロフェッショナル」と「マスター」は難関試験であり、バーテンダーや酒類販売業に携わる方でも、簡単に合格することはできないようです。

問題形式はレベルによって異なります。

「エキスパート」が、ウイスキーに興味があり、専門知識を身につけたい方を対象とした、選択式の100問程度の筆記試験。
「プロフェッショナル」はエキスパート資格保有者を対象にした、より深い知識を問う、記述を含む、筆記試験と官能試験
そして「マスター」は、「プロフェッショナル」資格保有者を対象にした、ウイスキーコニサー資格認定試験の最終レベル。試験は1次試験のオリジナル研究論文(未発表に限る)審査と、2次試験の筆記試験、口頭試問、官能試験が実施されます。

合格率

受験者のデータを見ると、累計合格率と累計合格者はエキスパートが48.9%で1937名。
プロフェッショナルが37.5%で285名。
マスターが17.9%で7名

いかに狭き門であるかが分かりますね。

受験料

受験料と合格者のみに発生する認定料は、それぞれ税込で「エキスパートが受験料の16,000円と認定料の8,000円。
プロフェッショナルが20,000円と10,000円
マスターが一次試験15,000円、二次試験15,000円、そして認定料15,000円です。

試験会場は東京と大阪の2か所。また、「エキスパート」と「プロフェッショナル」は、試験だけでなく主に対策として、集中対策講座も東京と大阪で行われています。

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