お酒がお好きな方々の多くがビール好きです。ワイン、日本酒、ウイスキーなど魅力的な酒類がこの世界には用意されていますが、やはりなんと言っても一杯目に飲みたいのは、ビールです。さて、そんなお酒生活に慣れ親しんでいるビールなのですが、クラフトビールを始めとした個性溢れるビールが日本でも人気になりはじめています。
ここで注目したいのが、ビールのテイスティング用語です。「かー!うまい」ではなく、もう少し専門的なテイスティング用語をいくつか知るだけで、ちょっとライバルに差をつけることができます。では、早速学んでいきましょう。
基本的な用語
まず、ビールで使われている基本的な用語を見ていきましょう。テイスティング用語は、基本的にある程度は定められているものですので、覚えておけば世界のどの国でも通じます。まずは、ボディです。
ビールのボディ…とは、あまり聞き慣れませんかもしれませんが、ビールそのものの全体像を示している言葉です。ワインのボディに近い感じで、比較的飲み口が濃厚でどっしりとしたタイプのビールには、この表現が使われています。
もちろん、飲み口が軽いとなるライトボディと呼ばれているので、そちらも比較的多く使われている用語のひとつとなります。
また、ビール特有の基本用語としては、ヘッドというものがあります。ヘッドが真っ白だ、というような使い方の場合は、泡が白いということを現しているので覚えておくと良いでしょう。
ホッピーとは!?
ビールのテイスティング用語で、日本人だと一瞬びっくりする用語がありますが、それが“ホッピー”です。かなりホッピーなビールだ、ということはホップがしっかりと聞いているビールに使用されています。
ビール風のお酒である、下町酒場の味方であるホッピーとはまた違う、新たな発見となるので面白いですよね。ちなみに、似たような用語だと、モルトの香りやテイストが強いビールに関しては、モルティーという表現が使われているので覚えておくと良いでしょう。
ビール由来ではないもの
モルトやホッピーは、ビール原料を差した味わいですが、それ以外の要素からくるテイスティング用語も多くあるので、覚えておくと便利です。まず、サワーです。酸度が高いと感じられる時に使われるのが、サワーです。
もちろん、ハイサワーなどのあの類いではありませんので、あしからず。使い方としては、サワーなビールだから、甘酢に合いそうだ…など、そういった感じで使えます。また、直ぐに言葉に出てきそうな単語としては、スパイシーに注目です。
コショウなどの香りをスパイシーと表現することもありますが、香辛料を思わせる香りがある時は、この用語を使ってみても良いかもしれません。あと、なかなか曖昧な表現ではありますが、テイストという表現方法にも注目しましょう。
テイストは、何かの味わいを差している時に利用できます。例えば、洋梨やブドウ、フルーツなどの香り、味わいがある時に、“洋梨のテイストを感じる”という使い方をすることができます。これは、間違いではありませんので、自信を持って使っていきましょう。
甘酸っぱい表現
クラフトビールなど、近頃のビールに大変多くあるのが、甘酸っぱいテイストのビールです。甘酸っぱいと表現することは別に問題ではありませんが、ちょっぴり専門家っぽい雰囲気を出したい時には、「タート」という用語を使っても面白いかもしれません。エールビールなどは、甘酸っぱい味わいのものが多く、タートかつフルーティーという表現すると、通な雰囲気を演出できます。
とにかく言葉に出す
ビールのテイスティングを鍛えるためには、とにかく飲んで言葉にしていく、という作業を繰り返すことです。ビール好きの友人と二人で言い合ってみたりしても面白いでしょう。ぜひ、語彙を増やし、より楽しくビールを味わいましょう。
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