お家でワインを楽しむときは、一晩ですべて飲みきらずに、数日間にわけて楽しみたいという方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
ワインのフルボトルの1本あたりの容量は750mlなので、1人や2人で飲み切るのはかなりお酒に強くないと至難の業なのではないかと思います。
そこで気になるのが、飲み残したワインの保管方法。どのようにすれば、ワインを劣化させることなく保管することができるのでしょうか?
飲み残したワインはどうしたらいい?
ワインは、一度開栓すると、空気に触れることにより、少しずつ酸化が進んでいきます。少しの酸化であれば、開栓直後よりも味がまろやかになり、かえって飲みやすくなることもあるのですが、あまりにも酸化が進んでしまうと、酸味が際立ち、美味しいワインとは程遠くなってしまいます。
多くの方は、飲み残したワインにコルクやスクリューキャップで再び栓をして、冷蔵庫で保管されているのではないでしょうか。確かに、この方法では、数日間から1週間程度、ワインの味わいの変質を防ぐことができるので、簡単で実践的な方法であることには違いありません。
しかし、決して完全な方法ではありません。この方法では、瓶の中に残った空気がワインの酸化を少しずつ進めてしまうのです。
ワインの保存のお助けアイテム「バキュバン」とは?
出典:【正規輸入品】VACUVIN バキュバン ストッパー2個付き V-20
瓶の中に残っている空気をなくすことで酸化を抑えれば、ワインを今まで以上に長期的に保存することができます。その際に用いるのが、「バキュバン」という真空ポンプ器具。1983年にオランダで発明されて以来、多くのレストランやバー、そしてワイン愛好家たちの間で愛用されている、ワイン保存用のアイテムです。
簡単シンプルにワインを美味しく保存
使い方はとてもシンプル。「バキュバン」のポンプを上下に移動させるだけ。そうすることで、ワインの瓶の中に残った空気を吸い出すことができ、その上でストッパーで瓶口を密閉すれば、飲み残しのワインを新鮮なままで保存させることができるのです。
そして、その鮮度はなんと約10日間も持続するといわれています!
難しい技術も力もいらないので、どなたでも簡単に使用できるのも魅力的。「バキュバン」は、ワインショップやネット通販などで手に入れることができます。価格は2,000円前後で購入できることが多いので、探してみてください。美味しいワインが長きにわたって美味しく味わえるということであれば、そこまで高い買い物ではないのではないでしょうか。
ワイン以外でも「バキュバン」は大活躍!?
「バキュバン」の使い道は、ワインの保存性を高めることだけにとどまりません。
実は、日本酒や醤油、瓶入りのジュースなどの保存にも効果を発揮するのです。そのため、常日頃ワインは飲まないというご家庭でも、「バキュバン」は大活躍するはず!
保存料などの入っていない醤油は、その質の高さの一方で、劣化しやすいといったデメリットもあります。そこで、この「バキュバン」を使用すれば、その劣化を遅らせることができるのです。
ただし、その瓶の口径が、「バキュバン」が対応可能な瓶の口径よりも小さかったり大きかったりすると、十分な効果は期待できませんので、ご使用前によく確認してください。
また、スパークリングワイン等、使用できない種類のものもありますので、併せてご確認ください。
ワインは正しく保管して、長く美味しい状態で味わおう
せっかく家でワインを飲むなら、やはり何日も美味しい状態で味わいたいですよね。
今回ご紹介した「バキュバン」などの、ワイン保存用のアイテムを使って保管してみてください。そうすれば、たとえ飲み残したワインであっても、数日後もまた新鮮な状態で味わえます!皆さんのお家ワインの時間を、より豊かなものにしてみてください。
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