みなさんは「ウイスキー」には様々な種類がいることをご存知でしょうか?
スコッチやバーボンなど、同じウイスキーでもその味わいは大きく異なります!!渋い、ワイルド、人によってウイスキーに対するイメージは違うかもしれません。
今回はウイスキー選びにも役立つ「世界五大ウイスキー」を徹底解説していきます!!
世界五大ウイスキーってなに?
世界五大ウイスキーとは世界的なウイスキーの産地である「日本」、「アメリカ」、「スコットランド」、「カナダ」、「アイルランド」の5カ国で生産され、その国の定義に当てはまっているウイスキーのことです。
ウイスキーは1405年にアイルランドで生まれましたといわれています。(※諸説あり)
当時はお酒としてではなく、修道士たちによって、薬として造られていたそうです。
そんなウイスキーは主に五大ウイスキー産地で独自の発展を遂げ、その土地にあった製法が確立されました。
どのウイスキーも味わいは異なりますが、個性的な味わいと品質の高さが世界から高い評価を受けているんですよ。
日本もウイスキー産地として評価されているってとても誇らしいですよね!!
ここからは五大ウイスキーを1つずつ解説していきます。
●スコッチウイスキー
「スコッチ」という通称で呼ばれているのが「スコッチウイスキー」です。
生産国はスコットランド、世界で最も生産量の多いウイスキーです。
中でも「スペイサイド」・「ハイランド」・「ローランド」・「アイラ」・「キャンベルタウン」・「アイランズ」の6つの地域で造られていますが、この地域によっても味わいが異なるので、スコッチウイスキーは一概にこのような特徴がある、と明言することはとっても難しいんです…
ただ、麦芽を乾燥させるときに使用するピート(泥炭)の香りが強いものが多く、スモーキーなフレーバーが楽しめるものが多いです。
●アイリッシュウイスキー
アイリッシュウイスキーはウイスキー発祥の地とされているアイルランドで生産されているウイスキーです。
“ウイスキーの元祖”と呼ばれることも…!!
かつては数多くの蒸留所が存在していましたが、現在は統合などが行われ、数箇所のみとなっています。
他の産地と比べ、熟成期間が短いため、穀物の香りと軽快ですっきりとした味わいが特徴的です。
喫茶店でも人気メニューとなっている、温かいコーヒーと合わせたカクテル「アイリッシュコーヒー」で使われているのもこちらウイスキーなんですよ〜!!
アメリカンウイスキー
アメリカ合衆国で生産されているウイスキーです。
アメリカンウイスキーといえばケンタッキー州で造られるトウモロコシが原料の「バーボン」が有名ですが、テネシーウイスキーやライウイスキーなど様々な種類が存在しています。
アメリカンウイスキーは、コーンやライ麦などを多く使用しているためか、穀物の独特な甘みが特徴的です。
また、熟成年数も少なめのものが多いので少しパンチの効いたウイスキーも多めな印象があります。
●カナディアンウイスキー
カナダで生産されているウイスキーです。
2種のグレーンウイスキーをブレンドして造る「カナディアンブレンデッドウイスキー」が主流。
かつてアメリカが酒を造ることも販売すこことも禁止、という恐ろしすぎる法律「禁酒法」が制定された頃にカナディアンウイスキーは確立しました。
禁酒法が廃止されても、アメリカでは蒸留所などの施設が閉鎖されていたためなかなかお酒造りを再開できなかったんです。
カナダはアメリカの近隣国ですが、禁酒法執行中も廃止後もアメリカにお酒を造ることができるので、輸出もすぐにできました。
そんな背景のもと発展し、広がっていったのがカナディアンウイスキーです。
五大ウイスキーの中でも最も軽い口当たりが特徴的なので、初心者にもオススメですよ。
また、クセのない味わいのため、カクテルベースとしても大活躍しています!!
●ジャパニーズウイスキー
ジャパニーズウイスキーはもちろん、日本で造られているウイスキーです。
最初にご紹介したスコッチの流れを残しつつ、日本独自の発展を遂げてきました。
当初はあまりいい評価を受けていませんでしたが、徐々に技術力をあげ、高品質なウイスキーが造られるようになりました。
日本ならではの軟水を使用している他、日本の四季に寄り添ったウイスキー造りによって繊細かつ優しい味わいのものが多いです。
最近では地ウイスキーなんてものも誕生しているんですよ。
これからの発展にも期待ですね!!