「甘いお酒」と聞いて何を思い浮かべますか?
ミカンやリンゴなどの果実酒や梅酒?シロップや、多種多様のお酒を組み合わせて作られるカクテル?
甘いお酒といえば、やはりそういったリキュール類を思い浮かべる方が多いかと思います。
ですが意外や意外。世の中には日本酒なのに超甘い、超甘口の日本酒がいくつも存在するのです。
今回はそんな、あなたの日本酒の常識を覆す、超甘口の日本酒をご紹介します!
天野酒 僧房酒
僧坊酒とは、平安時代~江戸時代という長い年月の間、大寺院で醸造された日本酒の総称です。
実は留学僧や渡来僧の知識がいち早く学べる寺院では、世界的に見てもトップクラスの醸造技術を用いて酒造りが行われていました。
しかし造るのに時間も手間もかかる貴重なもので、当時は身分の高い一部の人しか飲むことができなかったんだそう。
ちなみに戦国時代の名将軍・豊臣秀吉もお気に入りだったと言われています。
こちらは僧坊酒の全盛期といわれている室町〜戦国時代の作り方を、できる限り再現したというこだわりの復刻酒。
「僧房酒」は他の清酒とは違い、琥珀色をしているお洒落なお酒です。
日本酒度という、日本酒の辛い甘いを示す数値があるのですが、一般的な日本酒が辛くても+10、甘くて-10程度のところ、「天野酒 僧房酒」の日本酒度は驚異の-100です。
この数値からも分かるように、味わいは超濃厚な甘口で、クリームチーズなどと絶品マリアージュを楽しめます。
芳醇な香りに包まれ、至福の時へと導いてくれますよ!
甘い香味の中に、歴史のロマンまでもが詰まった逸品となっています。
商品名 | 僧房酒 |
---|---|
蔵元名 | 天野酒 |
日本酒度 | -100 |
参考URL | http://shop.amanosake.com/products/detail.php?product_id=30 |
大関 極上の甘口
大関株式会社の通常の日本酒に比べ、1.4倍(大関株式会社・上撰比)もの原料米で醸した、超甘口な日本酒。
第1回アジア国際美酒コンテスト「ゴールデンドラゴン賞」や、2013年・2014年のモンドセレクションで金賞を受賞しています。
日本酒度は-50度と、僧坊酒よりは控えめですが、一般的な日本酒と比べたらかなりの甘さ!
しかし、口の中でベタつくような感覚はほとんどなく、程よい酸味で意外とスッキリ味わうことができます。
『日本酒というよりワインみたい!』という評価も多く、その飲みやすさから日本酒を普段飲まない方からの支持も得ていますよ。
デザート感覚で飲むことはもちろん、バニラアイスなどに少しかけるなどのアレンジも楽しめます。
商品名 | 大関 極上の甘口 |
---|---|
蔵元名 | 大関株式会社 |
日本酒度 | -50 |
蔵元URL | https://www.ozeki.co.jp/product/nihonshu/ |
玉川 Time Machine 1712
江戸時代の製法で造られたお酒。
ラベルに描かれているのは江戸時代の蔵元の風景。その中に蔵人として働く玉川のロゴが顔のロボットが紛れ混んでいるんだとか。
日本酒らしからぬポップな設定のラベルがかわいらしいですね。
超甘口ですが、通常の吟醸タイプよりも3倍の酸、5~7倍のアミノ酸が入っているおかげで、甘さが口の中に残らず、スッと切れるような味わいが特徴です。
アイスクリームと絶品マリアージュを堪能できる他、シロップがわりにかければ、大人のスイーツが完成します。
溶けたアイスと一緒に流れ込む同商品は格別ですよ!
また、甘口ながらしつこくなく、キレの良い味わいは食前酒としてもオススメ。
最初の一杯として、受け入れやすい甘みが舌に広がり喉を潤すと、サッパリとしたアルコールのキレが口の中をスッキリさせてくれます。
商品名 | 玉川 Time Machine |
---|---|
蔵元名 | 木下酒造 |
日本酒度 | -90 |
蔵元URL | https://www.sake-tamagawa.com/ |
すず音
近年話題のスパークリング日本酒!
グラスに注ぐとシャンパンのような細かく涼しげな泡と鈴のような音を楽しめます。
味わいも甘くてフルーティー、炭酸の刺激で爽快感も楽しめます。
さらにアルコール度数も5%と低いため、普段はお酒を飲まない人でも飲みやすいのが特徴です。
また、ワイングラスでおいしい日本酒アワードで、史上初の3年連続最高金賞を受賞している実績を持つこちら。
はじける泡と、甘い香りを存分に感じてもらうためにも、ワイングラスで楽しんで欲しい日本酒なんです。
ちょっとおしゃれな宅飲み界でも重宝しそう!
基本的にどんな料理とも合いますが、生ハムやラタトゥイユなどと合わせると、特にそのポテンシャルを発揮しますよ。
商品名 | すず音 |
---|---|
蔵元名 | 一ノ蔵 |
日本酒度 | -90~-70 |
蔵元URL | https://ichinokura.co.jp/ |
男山 復古酒
今からおよそ300年前、元禄時代の古文書に残された純米濃厚仕込みを再現した日本酒です。
男山酒造では、北海道の大雪山の伏流水が、地下深く何年も熟成された水を仕込みに使っています。
仕込みの時期も寒い時期に行うこだわりも。
原料や製法にこだわり、クオリティを最大限に高めた再現酒を醸しているのです。
渋いラベルとは裏腹に、広がる濃醇な甘さが特徴。
とろっとした舌触りと相成り、デザート酒として強いインパクトを残します。
ロックスタイルで飲めば、氷の溶け具合で甘みと舌触りが変わってくるので、「男山 復古酒」のまた違った表情を伺うことができます。
より自分好みの味わいを見つけるのにオススメですよ!
商品名 | 復古酒 |
---|---|
蔵元名 | 男山 |
日本酒度 | -50 |
蔵元URL | https://www.otokoyama.com/ |