美味しくても、普段飲み続けると飽きてしまうなんてことはありませんか?けども、どう変えればいいかわからないという、そんなあなたにオススメな思わず笑顔になる、面白いネーミングの日本酒10選をお送りします。
タクシードライバー
岩手県・喜久盛酒造の「タクシードライバー」は珍しい完全横文字の日本酒。珍しいだけでなく、その美味しさとコストパフォーマンスは抜群で、根強いファンを獲得しています。
アートディレクターの高橋ヨシキ氏が、デザイン・命名したこのお酒は、インパクト大のデザインもさることながら、その酒質も確かなものです。
原酒ならではの香味の広がりは圧巻。濃厚と呼ぶに相応しい満足感を楽しむことができるでしょう。
燗にするのもオススメで、より米の旨み・コクが引き立ち豊かな余韻に浸れます。キレもあり、その引きの良さは料理の香味を邪魔せず引き立てるので、食中酒としても親しみやすいです。
ちなみに製造元の喜久盛酒造の名前の由来は、「久喜が逆立ちしてでも盛り上げる」から「喜久盛」とのこと。「タクシードライバー」が造られていることが納得の蔵名ですね!
モヒカン娘
大手通販サイトでもなかなか出回らない、いろんな意味でプレミア感溢れるのがこの「モヒカン娘」。名前の通り、モヒカンの女性がジャジャーンと描かれています。女子会にあれば盛り上がりそうですね(笑)
こちらもデザインとは裏腹に、しっかり美味しいお酒です。フルーティーな香りが華やかに広がり、甘みが強くでている米の旨みを引き立てています。総じて飲みやすいこのお酒は、モヒカンヘアーにしているロックな女性でなくとも、親しみやすい優しい味わいに仕上がっています。
「豊盃」で有名な「三浦酒造」渾身の作品。手に入るチャンスがあったら、逃さないことをオススメします。東京住みの筆者からすれば、ほんっとレアな日本酒なんですよ!
はげあたま
はいでました!「モヒカン娘」の次はコレ「はげあたま」!、、、恐ろしくシンプルで鋭利なネーミング。もし贈答用に買うなら、絶対に気心が知れた間柄の人にのみ送ってくださいね。
ただこの「はげあたま」。悪口としての意味ではなく「毛がない=怪我がない」という縁起を担いだネーミングなんです。そこら辺は勘違いしないでくださいね。
味わいは、酸味が少なく、非常に軽やかな飲み口が特徴です。すっからかん、、、なんて言わないでくださいね。すいすい飲める一本で気楽に楽しめます。
氷を入れるロックスタイルにすると、恐ろしいくらいに飲みやすくなります。スッキリした日本酒が好きな方には是非とも試してもらいたいです。
ちなみに同じ名前の芋焼酎もあります。まさかの被り、、、そのうち「はげあたまワイン」とかもでてきたら面白いですね(笑)
最低野郎
ん〜と。ちょっと雲行きが怪しくなってきましたね、、、「最低野郎」、、凄いネーミングですね。
しかし安心してください。このネーミングにはちゃんと訳があるんです。
京都・白糸酒造が製造する「最低野郎」は、「装甲騎兵ボトムズ」というアニメとのコラボレーションで生まれた銘柄です。梅酒の派生版も存在します。
なぜ「最低野郎」なのかというと、、、詳しくは「装甲騎兵ボトムズ」を見てください。一発で分かります。
爽やかに広がった後、アルコールの熱、そしてどっしりとした米の旨みを感じられるバランスの良い日本酒。「装甲騎兵ボトムズ」の世界観をイメージして造られたこだわりの一品は、アニメファンのみならず、日本酒ファンにも飲んでいただきたい代物です!
ちなみに、白糸酒造は様々なアニメなどとのコラボレーション商品が多いので、気になる方はチェックしてみてください。
なるほどうまいすごい酒
FF外から失礼します
こちらの「なるほどうまいすごい酒」はどうでしょう? pic.twitter.com/fDAzbwrbGg— きらんぬ (@kirax_vamps) 2017年3月11日
激しい名前が続きましたので、こういうベクトルのインパクトのある名前を聞くと、少し癒されましますね(笑)
栃木県・小林酒造の「なるほどうまいすごい酒」は、名前の通り、しっかりとした旨みが特徴。しかしその旨みはしつこ過ぎず、むしろさっぱりとしたバランスは毎日飲んでも飽きがこないほどです。
食中酒としてもオススメで、特に刺身などの海鮮料理との相性は抜群です。燗にしても美味しく、より膨らんだ風味は、穏やかな余韻へと誘ってくれるでしょう。
「なるほどうまいすごい酒」。癖になってしまう響きですね。プレゼントにすれば話題になること間違いなしですが、こちらも中々手に入らない代物です。見つけたら是非即買いしてください(笑)
俺の出番
男らし過ぎる銘柄名の日本酒「俺の出番」。遅れて登場した時に、これを持って登場したらヒーロー間違いなしですね(笑)
あの國権酒造が醸す「俺の出番」は、名前とは反して落ち着きがあり、料理との相性の良い、懐の深い味わいが特徴。名前だけでなく、味わいも男らしいのです。
五百万石を60%まで磨いた、洗練されたスッキリとした味わいと辛味は、燗にしても美味しいです。どんな温度帯でも優しく包み込む、、、どこまで行っても男らしい日本酒です。