伴野貴之のマイお気に入り記録


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2018.11.1
焼酎

なかなか手に入らない幻の泡盛!?「カリー春雨」の魅力に迫る

こんにちは!!

突然ですが......

 

 

カリー春雨」ってご存知ですか?

春雨、カレーがけ…?創作料理かな…?
なんて思ったそこのあなた!(絶対いますよね?そう思った人)

残念ながら、間違いです(笑)

実は、「カリー春雨」は、知る人ぞ知る幻の銘酒なんです!

カリー春雨とは

「カリー春雨」は、沖縄の宮里酒造が造る泡盛の名前。

造られる量より質にこだわった泡盛で、その姿はなかなか拝むことはできません。沖縄国際海洋博の際には「皇室献上酒」として献上されたほど、誰もが認める美味いお酒なんです。

個性的な名前の由来

カリー(嘉例)」とは沖縄の方言で「めでたいこと」を指します。お祝いの席では「乾杯の音頭」に使われることもあるのだそう!

戦争により全てを失い何も残らなかったが、季節だけは移ろっている。そんな中で泡盛を造り始める時に、希望と恵みがこの地に再びもたらされることを願って、「春」という季節には希望を「雨」には恵みという意味を込めて名付けたのだそう。

ラベルに描いてある「稲穂・鳳凰・打ち出の小槌・お飾り・酒林」のイラストは、「五穀豊穣」の意味が込められており、豊かさへの願いが感じられます。

ちなみに、宮里酒造がつくるお酒には、全て「春雨」という名前がつきます。そのため、「カリー春雨」以外にも「春雨」という泡盛が多数存在します。

幻の銘酒と呼ばれる理由とは?

宮里酒造場の変遷

1946年、戦後間もないこの時期に、那覇市の南部小禄の地に創業した「宮里酒造場」。

1975年の沖縄国際海洋博覧会の際には、皇太子に献上されるような美味い酒を造る酒造でしたが、その後約20年間小売をしなくなり、他の酒造メーカーや酒造協同組合への桶売りを専門に行う酒造となり「幻の銘酒」と呼ばれるようになったのです。

その後、販売店の熱望により、1997年に再び一般市場に復活

2000年の沖縄サミットでは首里城内で催された晩餐会にて各国の貴賓に泡盛が振舞われたのですが、この晩餐会に振る舞われるお酒を決める選考会にて、春雨は見事トップとなり注目を集めたのです!

“レア”なお酒「春雨」

一般市場に復活した宮里酒造場ですが「春雨」はなかなか手に入らない、希少なお酒です。

その“レア”な酒たる所以は生産量よりも酒質にこだわるため、年間小売量を抑えているから。その量たったの1000リットル!!なかなか出会えないわけです。

社長を含め、たったの四人での酒造りをおこなっており、出来上がった泡盛は1年以上寝かせ、浮き出た油分を"手作業"ですくい出しているのだそう。

少人数でとことんこだわっているからこそ、幻とも称される美味しいお酒がつくれるんですね。

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