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2018.5.20
ウイスキー

ウイスキー通なら知っておきたい!バーボンとスコッチ7つの違い

バーボンスコッチ。誰もが、耳にしたことがあるであろう言葉ですが、皆さんはこの2つのウイスキーの違いをご存知ですか?
実は、基本的なところからマニアックなところまで、バーボンとスコッチには7つの違いがあるのです。
今回はそんなバーボンとウイスキーの違いをご紹介。知ればより一層お酒通になれること間違いなしですよ!

そもそも「ウイスキー」とは?

バーボンとスコッチは、2つともウイスキーです。では、そもそもウイスキーとはなんなのでしょうか?

ウイスキーとは、原料(穀物)を発酵させ、蒸留させた後に木樽で熟成させたものです。
代表的な原料は、大麦・小麦・ライ麦・トウモロコシなど。原料を変えることで、味わいに大きな変化が現れるのは言うまでもありません。

お酒のカテゴリーでは蒸留酒に属します。焼酎・泡盛・ブランデーなども蒸留酒カテゴリーです。対して日本酒・ワイン等は醸造酒カテゴリーに入ります。

原料を発酵させて造ったものが醸造酒。その醸造酒を蒸留させたものが蒸留酒です。

1:産地

それでは早速、バーボンとスコッチの7つの違いをご説明します。まず1つ目産地の違いです。

ウイスキーには、産地の違いで5つの代表的なカテゴリーが存在します。それらは、世界5大ウイスキーと呼ばれ、それぞれ、「スコッチ・ウイスキー(スコットランド)」「アメリカン・ウイスキー(アメリカ)」「ジャパニーズ・ウイスキー(日本)」「カナディアン・ウイスキー(カナダ)」「アイリッシュ・ウイスキー(アイルランド)」が並びます。

バーボンはもちろんアメリカン・ウイスキーに含まれ、スコッチスコッチ・ウイスキーに含まれます。

2:表記

長い歴史を持つスコッチ・ウイスキーアイリッシュ・ウイスキー。スコッチ・ウイスキーの表記は「Whisky」に対し、アイリッシュ・ウイスキーの表記は「Whiskey」です。
歴史的背景として、アイリッシュ・ウイスキーの流れを汲んでいるアメリカン・ウイスキーは「Whiskey」表記。なので、バーボンも基本的に「Whiskey」表記です。

ちなみに、ジャパニーズ・ウイスキーはスコッチ・ウイスキーの流れを汲んでいるので「Whisky」です。

3:原料

バーボンには、原料の51%以上がトウモロコシでなければならないという規定があります。ちなみに、80%以上使用するとコーン・ウイスキーと呼ばれるものに名称が変化。
対してスコッチは、シングルモルト、ブレンデッドともに、基本的に原料は大麦モルト)です。

4:造り方

バーボンは、80%以下の温度帯で、基本的には連続式蒸留機で蒸留します。
それに対し、スコッチのモルトウイスキーは、94.8%以下の温度帯で、単式蒸留機で2回か3回蒸留します。

スコッチの王道といえばシングルモルト・ウイスキーなので、造り方の違いもバーボンとスコッチの違いに挙げて良さそうです。

5:樽

バーボンは基本的に、新品のホワイトオーク樽の内側を、バーナーで焦がしたものを使用。新樽で熟成させることにより、樽のエキスを短期間で吸収できます。

対してスコッチは、バーボンをはじめとし、シェリー酒やワイン・ビール等の使用済の樽を使用。新樽より、樽のエキスを吸収する時間がかかりますが、その分、かつてその樽で眠っていたお酒の味わいも一緒に吸収できるので、味わいが複雑な芳醇なタイプのウイスキーに仕上がります。

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