300年あまりの歴史を持つ東京最古の蔵元「小澤酒造」の日本酒「澤乃井」を皆さんはご存知でしょうか?
なんとこのお酒、日本酒コンクール「Kura Master 2018」においてプラチナ賞を受賞したお酒なんです!
今回は澤乃井の魅力や歴史についてご紹介します。
「澤乃井」とは?
東京を代表する日本酒
澤乃井は、東京都青梅市にある「小澤酒造」が醸造している日本酒です。
名水処にある酒造の仕込水から造られる酒は、マスカットのようなすっきりとした香り、淡麗さの中にふくらみのあるコク、キレの良い後味が魅力の日本酒です。スッキリとしたお酒なので、日々の晩酌にも◎。飽きのこない美味しさが魅力です。
また、澤乃井は食中酒としてもおすすめです。豆腐・ゆば料理を提供している「ままごと屋」の吟醸の酒粕と手作り三年味噌で床を作り、自家製ままごと屋豆腐を漬けこんだオリジナル珍味『豆腐酪』は澤乃井との相性もバッチリ。
「ままごと屋」では湯葉や豆腐をはじめ、季節の料理も味わえるので一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
品格のある酒作り
小澤酒造は『酒造りは神事。一粒の米もおろそかにすることなく、精進潔斎して努むべし。』という蔵元の家訓を元に、品格のあるものを目指して製造しています。
米は新潟県産の「五百万石」や長野県産「美山錦」などの酒造りに適した米を使用。
水は蔵の裏手にある秩父古生層の岩盤を手で140mも掘った洞窟から湧き出る、蔵元自慢の岩清水を使うこだわりぶり。岩清水は発酵力がとても強い中硬水。澤乃井のキレと強いコシはこの水があってこそなんです!
澤乃井蔵開き
澤乃井蔵開きは年に一度、小澤酒造が行なっているイベント。普段なかなかお目にかかれない蔵の中に入ることができたり、きき酒を楽しめたりと酒好きにはたまらないイベントなんです!
その他にも澤乃井蔵開き限定の新酒「一番汲みにごり酒(720ml)」の販売や、お酒によく合うおつまみの販売などもされているので、澤乃井ファンはもちろん、澤乃井初心者の方にもおすすめ。
年に一度だけのイベントなので、気になる方はぜひ訪れてみてくださいね。
「小澤酒造」の歴史
小澤酒造は現在での東京都青梅市沢井で、1702年(元禄15年)に創業が開始されました。300年あまりもの間、真面目な酒造りによって青梅市の日本酒として愛されています。
小澤酒造を創業した当主はかつて甲斐・武田と繋がっており、甲州から青梅に移り住んだと言われています。
その後、軍資金を元に小澤家は酒造りを始めます。小澤酒造代表の日本酒「澤乃井」の名前は、昔の「澤井」の地名にちなんで命名されたそう。
現在は1992年に継承した22代目当主の小澤純一郎氏を筆頭に、奥多摩の自然あふれる土地で旨い日本酒を造り続けています。