近頃、ウイスキーが面白い。こう感じてきた方も多いと思いますが、ウイスキーといっても種類や銘柄も豊富であり、どこからどう手を付けてよいのか分からないくて困っているという声もよく聞きます。
まず、そんなウイスキー初心者におすすめしたいのが、「カティサーク(CUTTY SARK)」というウイスキーです。
スコッチ・ブレンデッドと呼ばれる類いのものであり、さまざまな飲み方を楽しむことができます。今回、ここではカティサークのおすすめの飲み方を紹介しましょう。
カティサークは水割りから
カティサークは、村上春樹の小説『1Q84』に登場したウイスキーとして話題となりましたが、その味わいの良さも手伝ってか、今でも日本で大人気の一本として知られています。
スコッチ・ブレンデッドというのは、さまざまな蒸留所でつくられた原酒をブレンドしてつくられているウイスキーの一種であり、バランスが良く、初心者向きの味わいにも仕上げられています。
さらに、その蒸留所の原酒も上質なモルトからつくられているために、味の良さは間違いなく、まずは味わいを消さない飲み方で楽しんでいただくことをおすすめします。
ただし、ストレートだと少々厳しいという方もいるでしょうから、常温の水で半々に割ったタイプをゆっくりと噛み締めてみてください。
味わいはもともと、まろやかなのですが、さらにクリーミーな印象となり、さらにはフルーツ系エステルの香りがふわっと優しく広がっていくため、フレッシュかつ心休まる味わいを楽しめると思います。
フルーティーな香りが強いので、キンキンに冷やしてロックという手もあります。酸味が少ないために、冷やした飲み方でもエグさは感じず、すっとのど元を通り抜けるのでおすすめです。
カクテルやハイボール
カティサークをアレンジして楽しむ場合、まずはハイボールをつくってみるのもおすすめです。カティサークは、色合いが淡いために爽やかな印象を与えることができ、ハイボールを入れた時の炭酸との見た目の相性もバッチリです。
グラスがやや緑がかったものを使うと、より清涼感が出て美味しさを感じれますのでお試してください。また、カクテルアレンジとしては、ケイブル・グラムもおすすめです。
レモンジュース、砂糖、ジンジャーエールをカティサークに入れて混ぜ合わせるだけです。柑橘系のレモンのフレッシュさをジンジャーエールがより刺激的に変化させ、さらに、砂糖とまろやかなカティサークがそれを包み込む一体感は、飲んでみなければ分からない最高の相性です。ぜひ、カクテルやハイボールでもカティサークを楽しんでみましょう。
甘みを活かした楽しみ方
カティサークの特徴は、フルーティーでスッキリとしていて、甘みが強いところです。もちろん、カティサークにもさまざまな種類が用意されており、それらがそれぞれに個性を持っていますが、定番の一本は価格もカジュアルですので手に入れやすく、アレンジ用に使ってもさほど罪悪感はありません。
カティサークの甘みを活かすとしたら、トニックで割る、甘みの強い炭酸飲料で割る、紅茶と合わせるなど、甘さをプラスすると美味しくなるような割材と加えても面白いでしょう。
また、バニラアイスにかけてみたり、ステーキを焼いた後に残った肉汁の中に入れてアルコールを飛ばしてソースにする、という料理にアレンジしても良いですね。いろいろと試せるのが、カティサークの魅力です。
温めても美味しいのでチャレンジ
お酒は、温めることでぐっと甘みが引き立ちまろやかになります。そのため、カティサークはお湯割りも案外おすすめです。
ちょっとカティサークを多めにしたお湯割りは、冬場の寒さを吹き飛ばすパンチ力です。ぜひ、カティサークの個性を活かした、楽しい飲み方にいろいろ挑戦してみましょう。