ビアアドバイザー 大矢梨華子!ビールをイチから学びます
こんにちは!大矢 梨華子です。

大矢 梨華子(おおや りかこ)
元ベイビーレイズJAPAN、モデル・歌手として活躍中。ファッション誌のモデル、ラジオ、バラエティ番組など、幅広く活躍しながら歌手として音楽フェスにも参戦。昨年、金髪にして周囲から「髪がビール色」と言われる22歳。
昨年、ビアアドバイザー試験に合格しました♪最近はこの連載のおかげもあって、少しずつビールに詳しくなってきたかも。ビールアドバイザーとしてはまだまだ新人の私がクラフトビールの基礎を学ぶ企画第3弾!今回は「クラフトビールを持ち帰る“グロウラー”」を学びますよ〜!!
18タップがズラリ!下北沢の「タップ&グロウラー」
今回撮影にご協力いただいたのは、「TAP&GROWLER(タップアンドグロウラー)」さん!
クラフトビールの量り売り専門店で、国内外から仕入れた樽生ビールを持ち帰れるお店なんです。角打ちのように店内でテイスティングすることもできるんだそう。
暖かくなってきて、ビール日和。今日も飲むぞ〜!
角打ちといっても、座りのカウンター席もあって、ビアパブのように楽しむことができそう。冷蔵庫には樽生以外のクラフトビールも豊富に揃っています。フードの持ち込み可なのもうれしい!
お店の周辺は飲食店も多いので、テイクアウトしてツマミにしている人も多いそう。
常時19タップが稼働していて、国内18種類、海外1種類のクラフトビールが楽しめます。黒板に書かれたラインナップに、クラフトビールファンならずともワクワクしてくるハズ。
左側に3つ並んだボトル入りガラスケースは持ち帰りのグロウラー用の充填機。…この機械初めてみました!!
ところで、さっきからビールの持ち帰りについて話をしていますが、「グロウラー」って一体なんなのでしょう。
最近ビアパブに行くとたまに聞くし、クラフトビールが持ち帰れるのはなんとなく知っているけれど…。
TAP&GROWLER 店長 金井圭司さんに解説をしてもらいました!
▲TAP&GROWLER 店長 金井圭司さん

大矢

店長
カフェに行って、マイタンブラーでコーヒーを持ち帰るのと大きく変わりません。
グロウラーって?

大矢

店長
アメリカではクラフトビールの量り売りが一般的になってきていて、グロウラーを利用する人も増えています。日本でもクラフトビール好きや、外でビールを楽しみたいアウトドア好きに浸透しつつあります。
これからの季節、ホームパーティやBBQなどのシーンでこれを持っていけば、絶対に盛り上がりますよね!
グロウラーの種類は大きく分けて2つ!

店長
うちのオリジナルで作っているのは、ガラス製のボトル。32OZ.(0.9L)と64OZ.(1.8L)の2種類で、店名のロゴが入っています。
このまま冷蔵庫やクーラーボックスに入れておけば、飲む直前まで冷やしておけるのが利点です。


店長
保温性があり、冷たいまま持ち運べるのがポイントです。別売りの専用パーツをプラスして、ビアサーバーとして入れたての泡を楽しめるアイテムも出ています。
最近は、24時間冷えたまま持ち運べるものなども販売されていますが、ガラス製と違ってぬるくなったときに冷やせないのが難点です。

大矢

店長
持ち帰りの注文方法は?


大矢

店長
1.テイスティング
気になるビールをテイスティング
2.グロウラーを選ぶ
持ち帰りたいビールがあれば、グロウラーをご購入!
3.ビールを詰めてもらう
ビールをグロウラーにお詰めします。
わかっている人なら、3のビールを詰めるだけで十分なんですけどね。
価格は、うちの店の場合だとテイスティング用のハーフパイント、持ち帰り用の32OZ.(0.9L)と64OZ.(1.8L)の3つの価格がメニューに書かれているので参考にしてください。
それじゃ早速、テイスティングしてみますか?

大矢
1.気になるビールをテイスティング!
フルーティで飲みやすい「富士桜高原 ヴァイツェン」

店長

大矢
ん!!本当だ!めっちゃ美味しい。
のどごし滑らか。ふわっと香るフルーティさがいいですね!私、ヒューガルデンが好きなんですけど、似た感じがあってかなりツボです。

店長


大矢

店長
このビールは万人ウケするので、みんなで集まるようなシーンに持っていくのもオススメです。
2.トレンドのビアスタイル!にごりのある「SNOW MONKY IPA」


店長
IPAと聞くと苦味が強いイメージがありますが、こちらは苦味が少なく、甘みも感じるほど。濁っていることから”ヘイジー(HAZY)IPA”と呼ばれることもあります。


大矢

大矢
女の子も好きになれる味ですね。
ワールド・ビア・アワード2017で世界一に!「栗黒」

店長

大矢

店長

大矢
私、前まで黒ビール苦手だったんですけど、取材でだんだん美味しく思えてきて。もう完全に飲めるようになりました。
やっぱり一言に黒ビール、スタウトといっても色々あるんですね。泡まで美味しくいただきました。

店長
通常のビアパブなら、ビールを注ぐ時に炭酸ガス (二酸化炭素)を加えて泡にするのですが、うちの店では窒素も配合して濃密な泡を作っているんです。
さらに銘柄に合わせてその配合を変えるので、どれも最高の泡と口当たりに仕上がっている自信があります。

大矢
2.グロウラーを選ぼう


店長

大矢

店長

大矢
3.ビールを詰めてもらう


大矢

店長
ビールを詰めるとき、グロウラーに空気が入ると、酸化してしまって劣化しやすくなります。
これを使えば中の空気を二酸化炭素と窒素に入れ替えてからビールを注ぎ、ビールも圧力をかけながら泡立たないように詰められます。
持ち帰って飲むとき、なるべくベストな状態で飲めるのを大事にしています。

大矢

店長
飲み終わったグロウラーは、雑菌が繁殖しないようサッと洗って乾かしておけばOK。次の来店時にリユースできます。

大矢
持ち運びにもぴったりのグロウラーで楽しみ方が広がる!
今回学んだのは、持ち運び容器「グロウラー」について!
システムがわからなくてハードルが高く感じるビールの持ち帰りは、意外にも手軽なことが判明!暑い時期にはステンレス製のグロウラーも検討してみるのもいいかも。
皆さんもホームパーティ、外飲み、宅飲みのお楽しみの一つとして、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
店舗詳細
店舗名 | TAP&GROWLER |
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住所 | 東京都世田谷区北沢2-33-6 飯嶋ビル1階 |
電話番号 | 03-6416-8767 |
営業時間 | 【月〜金曜】 18:00〜24:00 【土・日・祝日】 15:00〜24:00 |
定休日 | 不定休 |
HP | https://www.craftbeers.tokyo/ |